それは、本当に
“性格”のせいですか?
――10の例で見る「反応のくせ」
どれか一つでも「私かも」と感じたら、それは性格ではなく、気づかないうちに身についた反応のくせかもしれません。
【1】特定の人の前だと、ぎくしゃくする

自分ではこう思っている:「あの人が、苦手」
その奥で起きていること:顔を見ただけ、声を聞いただけで、体が先に身構える。警戒する反応が自動で立ち上がり、それが表情や声ににじんで、相手にも伝わっている。
【2】待たされると、イライラが止まらない

自分ではこう思っている:「時間を無駄にされた」
その奥で起きていること:「軽く扱われている」「大事にされていない」という捉え方が自動で立ち上がり、「許せない」という怒りになる。だから待ち時間が終わっても、イライラがなかなか引かない。
【3】つい、強い言い方になってしまう

自分ではこう思っている:「気が強い性格だから」
その奥で起きていること:「自分はダメなのではないか」という感覚が奥にあり、それを打ち消そうとして、つい強く出てしまう。言い方がきつくなったり、場を考えずに言ってしまったり、自分の意見を押し通したりする。自信があるように見えて、実は、自分を認めさせようとする反応が自動で動いている。
【4】頼まれると、断れない

自分ではこう思っている:「ノーと言えない性格だから」
その奥で起きていること:「断ったら嫌われるかもしれない」という恐怖で肩に力が入り、気づいたら引き受けている。
【5】人に頼るのが、苦手

自分ではこう思っている:「人に迷惑や負担をかけたくないから」
その奥で起きていること:「嫌がられるかもしれない」「断られるかもしれない」「こんなこともできないのか、と思われるかもしれない」という恐れが、奥に潜んでいる。できない自分を見せることに、強い抵抗が働いている。お願いする前に体が止まり、気づいたら、ひとりで抱え込んでいる。
【6】決めたあとも、何度も思い返す

自分ではこう思っている:「心配性だから」
その奥で起きていること:「あれでよかったのか」「間違えていたらどうしよう」という不安が自動で立ち上がり、結果が出るまで確かめ続ける反応が止まらない。
【7】一日の終わりに、ひとりで反省会をしている

自分ではこう思っている:「くよくよする性格だから」
その奥で起きていること:一日をふり返ると、できたことより、できなかったことに先に目が向く。「あれがダメだった」「ちゃんとできていない」という自分へのダメ出しが、自動で始まっている。
【8】人と会ったあと、どっと疲れる

自分ではこう思っている:「人疲れしやすいから」
その奥で起きていること:よく思われたい、嫌われたくない、認めてもらいたい。その気持ちが自動で動いて、相手の反応をうかがいながら、ずっと相手に合わせている。自分のペースではなく、相手のペースで動き続けているから、ひとりになったとたんに、どっと疲れが出る。
【9】まわりのことが気になって、集中できない

自分ではこう思っている:「気が散りやすい性格だから」
その奥で起きていること:「自分がどう見られているか」「何か起きていないか」「何か言われないか」と、警戒する反応がずっと動いていて、音や人の気配、まわりの表情に、注意が向き続けている。体も少し緊張したまま、休まらない。
【10】努力しているのに、空回りする

自分ではこう思っている:「要領が悪い」
その奥で起きていること:あれもこれも、全部やらないと気が済まない。何かを手放すことが不安で、選べなくなっている。だから力が分散してどれも中途半端になったり、しなくていいところにまで力を注いだりしている。
どれも、自分で選んだ反応ではありません
どの反応も、意図して選んでいるものではありません。
だから、「次は気をつけよう」と意志の力で直そうとしても、同じ場面になると、また同じことが起きてしまいます。
あり方メンテナンスセッションでは、こうした反応の一連の流れを、変えようとはせず、起きているとおりにたどりながらヒーリングを行っていくうちに、反応のくせが、ひとつずつ、流れごと外れていきます。
外れると、同じ場面になっても、前と同じ反応が立ち上がりにくくなります。頭の中が静かになり、気持ちも体も軽くなって、考えすぎなくても動けるようになっていきます。

