前回の投稿で「こんなもん」と諦めで生きてきたお客様のお話で母との関わりから始まっていたことについて掲載しました。
そこで、母(親、大人)が子どもに与える影響は大きく、「適切な関わり方を知りたい!!」という声をいただきましたので、今回は子どもとの関わり方のコツをご紹介します。
子どもへの関わり方といってもいろいろありますが…
今回は子どもの要求に応えられない時の対応のコツをご紹介。
まず大事なのは、子どもの要求をすべて受け入れるのが良いわけではないということ。
大人になっても自分の要求が全て通ることなんてことはないですよね?
それに子どものためにと無理をして要求に応えることは、他の何かに影響したり、自分がイライラしたり、余裕がなくなってしまうことがあるので良くありません。
例えば、子どもの要求に応えつつも、実は家事が溜まっているし、仕事もしたいのに…イライラ、ピリピリしてとしたら、子どもは要求をきいてもらったとしても気持ち良くいられないし、そのイライラやピリピリのエネルギーを放つ親といることは子どもにとって良い環境とは言えません。
では、自己犠牲を払わず、子どもも自分も心地良く過ごすにはどうしたらいいのでしょう?
そのコツを一部ご紹介します。
◎子どもに手をかけられる状況にない時の対応の手順
1. 子どもの気持ちにより添う言葉掛けをし、子どもの気持ちを十分に汲む。
例「~を一緒にしたいんだね」
2. 子どもの要求に応えたい気持ちがあることを伝え、子どもの要求に応えられない事情を簡潔に話す。
例「お母さんも~を一緒にしたい。でもね、~(事情)」
3. もしも別の時間帯や、別日に子どもの要求に応えられるのであれば、そのことを伝える。ただし、基本的には実行可能な時だけにしてください。
このように対応すると、子どもは要求が通らずとも大人に気持ちがわかってもらえることで落ち着いて居やすくなり、人の話にも耳を傾けやすく、状況も理解しやすくなります。これにより子どもは、自分の要求と人や周りの状況との折り合いをつけながら、人と心地良く付き合う方法を体験的に習得できます。そして、大人も子どもの要求に応えようと無理する必要はなく、自分のペースを守りながらも互いに心地良く居られます。
是非、これを機会にご活用ください。
なお、この対応は初めから上手くできなくても大丈夫!!コツコツ回数を重ねて行けば、スムーズにできるようになっていきますから…
この他、前回の投稿の「こんなもん」と諦めで生きてきたお客様のお話にも、いくつか関わり方の例を出していますので、もしよかったら参考になさってみてください。
また、子どもへの関わり方のコツをもっと具体的に幅広く知りたい、習得したい方向けのセミナーもあります。詳しくはこちら
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興味のある方は気軽にお問い合わせください。